こんにちは!!
濱崎です!!
今回は不動産選びに重要な「都市計画道路」について解説させていただきます。
都市計画道路とは、都市計画法に基づいて計画・整備される道路のことです。
都市の機能や住環境を向上させるために設計され、都市部での交通渋滞の緩和、防災、地域間の連携強化を目的としています。
この都市計画道路は、不動産の価値や住環境に大きな影響を及ぼすため、物件選びや投資を考える際には注意が必要になります。
この記事では、都市計画道路の基本情報や、不動産に与える影響について詳しく解説させていただきます。
■都市計画道路の種類と役割について
都市計画道路には、役割に応じて以下の種類があります!!
➀幹線道路
都市間や市内の主要な交通を支える道路。
高速道路や国道が該当します。
物流やビジネス移動の基幹となり、他府県が協力しあって道路の計画を行うことが多いです。
②区画道路
住宅地や商業エリアをつなぐ地域的な道路。
生活道路としての役割を果たし、住民の利便性を向上させる目的があります。
③補助道路
幹線道路と区画道路を補助する道路。
都市の交通網をスムーズにするための重要な存在です。
これらの道路は都市計画の一環として整備され、都市の発展や渋滞の緩和などを目的としております。
■都市計画道路と不動産の関係
都市計画道路は、不動産価格や利用価値に直接的・間接的な影響を与えます。
具体例については以下になります。
➀土地価格の変動について
■計画決定段階:都市計画道路が予定される土地では、買い手や投資家が慎重になるため、価格が下がることがあります。
■事業決定段階:事業決定が行われた後に、道路提供箇所の測量作業、土地の買取、立退き手続き、道路整備工事を行います。
■道路完成後:道路が完成し交通アクセスが向上すると、周辺の土地価格が上昇することが一般的です。
②建物の制約について
都市計画道路の区域内に建物が存在する場合、以下の制約が生じる可能性があります!!
■建物の新築や増改築が認められない
※新築ができる場合も建物の構造の制限等がかかる場合もあります。
■将来的に道路整備のために土地を収用される可能性がある。
③ 利便性の向上
都市計画道路が整備されると、交通アクセスが良くなるため、以下のようなメリットがあります!!
周辺地域へのアクセスが向上し、住民や商業施設の利便性が向上します。
新しいビジネスや店舗の誘致が進み、地域全体が活性化します。
④ 騒音や交通量の増加
一方で、幹線道路が整備されると、以下のような課題も発生することがあります!!
車両の通行量が増加し、騒音や排気ガスなどの問題が発生。
住宅地としての静かな環境が損なわれる可能性がございます。
■都市計画道路の確認方法
不動産取引や購入時には、都市計画道路に関する情報を確認することが重要になります。
都市計画道路の確認は以下の方法になります。
➀市区町村の都市計画図を確認する。
各自治体の窓口や公式サイトで公開されている都市計画図を確認することで、対象地が計画道路に該当するかどうかが分かります。
②地元の不動産業者に相談する。
不動産業者は最新の地域情報を持っているため、都市計画道路に関するリスクやメリットを詳しく教えてくれることが多いです。
③役所に直接問い合わせる
都市計画道路の進捗状況や具体的な計画内容を確認したい場合は、役所に直接問い合わせると正確な情報が得られます。
■不動産投資や購入時の注意点について
都市計画道路に関連する土地や物件を購入する際には、以下のポイントに注意しましょう!!
➀計画の進捗状況を確認
計画が具体化していない場合でも、将来的なリスクを考慮して購入することが重要です。
※実は・・・昭和初期に都市計画道路として設定された箇所も道路整備ができていない所が沢山あります。
②長期的な視点で判断する
道路の完成による価値上昇を期待する場合、完成までの期間や周辺環境の変化を予測する必要があります。
■専門家に相談する
都市計画道路に関する情報は専門的で分かりにくい場合があるため、信頼できる不動産業者や行政に相談することをおすすめします。
■まとめ
都市計画道路は都市の発展に欠かせない重要な要素であり、不動産市場にも大きな影響を与えます。物件選びや投資を行う際には、都
計画道路の位置や進捗状況を確認し、メリット・デメリットを正しく理解しておくことが重要です。
都市計画道路が生活や投資にどのような影響を及ぼすかをしっかり把握して、賢い不動産選びを進めましょう!!