こんにちは!
ゴキブリと同じくらいアリが嫌いな、beansの千尋です🐞
家のメンテナンスで悩まされるものの一つに、シロアリの存在があります。
シロアリが家に住み着いてしまった場合、家の基礎や壁の木材が食害され、穴ができてしまうなど、大きな問題に発展してしまいます。
↑シロアリの被害にあった柱
特に、1年の中でも暖かく湿度も上がる4月~6月は、シロアリが活発に活動する時期です。
大切な家をシロアリから守るためには、日頃から対策をとることが重要です。
気づかないうちに家がボロボロになってしまう前に、しっかりと対策をしておきましょう。
シロアリは、昆虫の一種であり、主に木材を食べて生活しています。
シロアリと、クロアリに代表される「アリ」は全く違います。
お庭でよく見かけるクロアリは、ハチ目でハチの仲間です。
一方でシロアリは、なんとゴキブリの仲間です。(ビックリですよね!)
シロアリには、「王」「女王」「兵隊アリ」「働きアリ」などの階級があり、巣全体で一つの社会のように活動することから、『社会性昆虫』と呼ばれます。
①女王・王アリ・・巣の中にこもっているので見る機会は非常に少ない。交尾・産卵によって子孫を増やし、その集団の繁栄を図るのが任務。
②兵隊アリ ・・巣の中で2~3%で、主に外敵から身を守る役割を担う。
③働きアリ ・・巣の中の95%を占める。餌を集めたり、巣を作る役割。
④羽アリ ・・巣が一定の個体数に達すると発生する。4月~5月の時期に巣の中の2~3%がこの羽アリとなって飛び立つ。
ここで驚きなのがシロアリの数です。
ヤマトシロアリは、一つの巣の中に数万匹で生活しています。
その中で羽アリとして出てくるのは2~3%。
といっても数万匹の中の2~3%なので、実にすごい数のシロアリが飛び立ちます。
皆さんがこの時期に見かけるシロアリは、羽の生えたシロアリ。
この羽の生えたシロアリは4~5月に出てくるので、春先がシロアリが出る時期と思われている方がほとんどです。
しかし、先ほどもお伝えさせていただいた通り羽アリになるのは巣の中のシロアリ全体の2~3%だけです。
羽アリが飛び立った後でも、
実は残りの97%~98%のヤマトシロアリはこれまで通り家の木材を食べ続けています。
(冬になると活動が鈍くなるものの、基本的には1年中活動しています!)
※家で羽の生えたシロアリが大量発生したら、すぐにシロアリ業者に連絡してください⚠
ヤマトシロアリは、特定の巣を持っておらず、自分たちが食べている木材の中を巣にして生活しています。
その周りの木材を食べ終わると、新たな木材を探して引っ越しを繰り返しながら移動していきます。
そのため、お隣や近所でシロアリが出ても、自分の家の床下にしっかりとシロアリの防蟻工事をしていればシロアリが移ってしまう心配もありません。
ここからが本題です!
予防方法を知る前に、まずはシロアリがどこから家に侵入してくるのか?を正しく理解しましょう。
侵入経路は大きく分けて2つあります。
【侵入経路1】地面から入ってくる
♦ 床下の残材や床下に埋まっている株や根で繁殖したシロアリが蟻道と呼ばれる土のトンネルのような道を作り、コンクリートや束石をつたって建物の中に入ってきます。
♦ 庭などの地面で繁殖したシロアリも、地中に蟻道を形成しながら基礎コンクリートの下をくぐって床下に侵入してきます。
蟻道↑を割ってみると、中にたくさんのシロアリがいるのがわかります
【侵入経路2】羽アリによる侵入
♦ 新しい巣を作るために4~5月になるとシロアリが羽をつけて飛び、移動しながら家の中に侵入します。
♦ 羽アリは光に集まる習性があるため、夜間明るい部屋の窓の隙間や網戸・基礎の換気口から侵入してきます。
庭に放置してシロアリのエサにされやすいのが、放置された廃材や古い家具です。
これらのものは、日陰となるような場所で保管されがちなことも相まって、知らない間にシロアリの被害を受けやすい傾向にあります。
ついつい「捨てるのが面倒だから」と放置してしまいがちですが、使わなくなった時点でなるべくすぐに処分するようにしましょう。
【対策3】基礎の換気口をふさがない
換気口の前に何かを置いて塞いでしまうと、床下に空気が流れなくなり湿気がたまりやすくなってしまいます。
シロアリは湿気が大好きなので、床下を乾燥させておくことが重要です。
↑雑草や板で通気口をふさいでしまっている様子
【対策4】室内は乾燥させる
建物内で最も被害を受けやすい場所は、玄関と在来浴室です。
この2箇所は構造的に似ていて、地面と接した床張り構造となっています。
床下空間が無いためシロアリが直接上がってきやすく、被害が非常に多いです。
玄関は水が入っても問題ない構造になっていますが、
掃除などで流したときは余分な水分を拭き取り乾燥を徹底しましょう。
お風呂は、カビが生えない状態を維持しましょう。
カビが生えない=乾燥がしっかりされている ため、シロアリは寄り付きにくくなります。
換気扇のフィルターを定期的に掃除して、換気効率を下げないようにすることも大切です。
【対策5】水漏れや雨漏りを定期的にチェックする
シロアリは玄関や浴室以外であっても侵入して被害を与える可能性があります。
特に注意すべきなのは水漏れや雨漏りです。
シロアリは水分を好むため、そういった不具合があると被害が大きくなる傾向があります。
天井や壁に水染みがある場合、雨漏りのおそれがありますので、定期的にチェックしておきましょう。
【対策6】和室の畳や押入れを換気する (特に1階)
押入れ下段には重い荷物が入り、そのまま何年も放置されがちです。
シロアリは床下から上がってくるため、1階押入れの下段が特にシロアリ被害を受けやすくなります。
下段には掃除機など普段から使用するものを入れたり、定期的に開放して風を通すなど、換気を心掛けましょう。
シロアリは木材だけでなく、畳も食害することがあります。
そのため、畳の上にタンスなどの家具を置いてしまうと、畳との接地面が密閉されてシロアリが好む環境になってしまいます。
定期的に家具を動かすなどして、畳の換気とチェックも心掛けましょう。
6.まとめ
シロアリは、木材を食べる昆虫であり、建物に深刻な損害を与えます。
住まいを長持ちさせるためには、シロアリ対策は欠かせません。
プロによる定期的な点検や予防処置だけではなく、
ご紹介した『自分でできるシロアリ対策』をしてシロアリが寄り付かない環境をつくり、
大切な家を守りましょう🌱
beansでは、信頼できるシロアリ駆除/防蟻処理の会社をご紹介しております。
シロアリでお困りの方、シロアリ対策が心配な方は、
ぜひ一度ご相談ください。
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