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スタッフコラム

2023.08.24

地名に隠された意味

約880万人が住んでいる大阪府は西日本最大の都市で、個性豊かな文化や食べ物が外国人観光客にも大人気の都市です。

一方で遥か古来から栄えていた都でもあり、府内各地に日本の伝統や歴史などを感じさせる地名が存在しています。

 

そんな中、ふと「大阪府の地名で美しいと思うのは?」というランキングを見ました。

そのランキングではなんと枚方市は1位でした!

 

そもそも、枚方を「ひらかた」と読むのは馴染みのない方にとっては読むのも難しく、よく難読地名として取り上げられます。

 

現在と漢字こそ違えど、なんと奈良時代初期の『日本書紀』に「比攞架駄(ひらかた)」、『播磨国風土記』にも「枚方里」という地名が出てきています。

由来を見てみると二説あり、丘の間の平地という意味で「平方」という説と淀川水系の平らな潟の入江という意味で「平潟」という説があるそうです。

 

今回は地名や土地と不動産ってどういう関係があるの?という視点からお伝えいたします!

 

地名というのは歴史があり調べていくと楽しいのですが、よく言われるのが沼や池などの「さんずい」を含む漢字のつく地名や「谷」がつく地名などは水害が起こりやすい土地で、歴史上実際に水害が起こったことのある土地だと言われます。

その他にも水とは直接関係なさそうな漢字も、過去の水害や土地の性質をあらわすことがあります。

 

例えば、

「女」→過去に津波の被害を受けたことがある可能性がある。荒々しい波を意味する「男波(オナ)」に由来する

「鶴」→都留(ツル)と書く地名も多い。鶴の首のように川が湾曲した場所。洪水が起こりやすい土地

「釜」→「釜」や「鎌」が湾曲した土地をあらわす。津波や洪水で浸食や崩壊があった場所。水のたまりやすい場所でもある

「竜、龍」→水神といわれることが多い龍が暴れるという表現に由来し、過去に激しい豪雨や津波などの災害に襲われたことがある地域など。

 

一方で「●●ヶ丘」や「●●台」は、新興住宅地につけられていることが多い地名です。新たに土地を造成して街をつくり住宅地が生まれたときに、昔の地名のままではイメージがよくない、ということで新たに「●●ヶ丘」や「●●台」という地名がつけられることもあります。

 

 

このように地名には、その土地の歴史的背景などが関係することもありますが、災害などに関係なくても危険な文字が使われている地名も多いです。

 

つまり、危険を表す地名だとしても、全てが危険だとは限りません。

古地図で昔の様子を調べると、昔から安全に暮らしていた地域とわかることもあります。

 

地名だけを見てなんとなくイメージで悪そう、または良さそうと考えるのではなく、実際に古い地図を調べてみるのことをおすすめします。

 

古い地図を見るには、

 

◆地域の図書館

地域の図書館で閲覧が可能です。

郷土資料館や博物館でも資料を保存していることがあります。

 

◆国土地理院

国土地理院のサイトでも閲覧できます。

また、国土地理院が所有している「地図空中写真閲覧サービス」でいまと昔の航空写真などを見ることができます。

 

市町村が策定しているハザードマップ

ハザードマップは、洪水・土砂災害・地形分類などが一度に見られる便利なサイトです。

不動産の重要事項説明でもマストで説明する内容で、私たちも活用しております。

 

私たちbeansではお客様と物件内覧に伺う際に「物件購入についてのご提案書」という形で、ご紹介物件の様々な情報を事前にお調べして、まとめたものをお渡しさせていただいております。

その資料にも、ハザードマップの情報を記載させていただいたりしております。

 

 

お家を買うことは、多くの方にとって一生で一度、人生で一番高い買い物です。

だからこそ、地名や噂、災害リスクなどいろんな側面で「この場所ってどうなのかな?」と気になられることもあると思います。

 

私たちbeasnは、お家探し、リノベーションのご相談以外にも、ちょっとしたお悩みでも大歓迎です。

是非一度、不動産とリノベーションのプロであるbeansに相談してみてください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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