月日が経つのは早いもので、beansがオープンして間もなく半年になります。
おかげさまで、たくさんのお客様と素敵なご縁をいただいております。
最近では、「よくお店の前を通るので」という理由でご来店いただく方も増えており、
少しずつですが地域の皆様にbeansが認知されてきたのかなと嬉しく感じております。
引き続き、お客様の住まいづくりに貢献できるよう尽力していきます。
そんなオープンして半年が経つ中で、想定外だったことがあります。
それは。。。
意外にも ” 買い換え ” で物件購入を検討されているお客様が多いということ。
beansの一番の強みは、マイホームを買いたいというお客様のお手伝いがメインではありますが、ご相談のなかで不動産売却のお手伝いをさせていただく機会も多くなっております。
そこで、今回は「不動産売却で損しないために知っておきたいこと」をテーマに少しでも皆さまの参考になるようなことを書けたらと思います。
いざ不動産を売ろうと考えたとき、
損してしまうのではないか。
騙されてしまうのではないか。
どういう手続きが必要なのか。などなど
様々な不安を感じるかと思います。
それは当然で、不動産業界に携わっている方でない限り、頻繁にあることではなく、ほとんどの方が初めての経験になります。
そんな方にぜひ知っておいて欲しいことがあります。
それは、不動産売却を成功させるには「5つの価格」を把握すること。
どういうことってなっている方も多いかと思いますので、
ここからは、この「5つの価格」についてご説明させていただきます。
①簡易査定価格(机上査定価格)
一般的にはWEB上で物件情報を入力して気軽に相談できる一括査定。
最近ではAI査定なども主流になりつつあります。
複数社に同時に依頼することが多く、各業者もライバルがいる前提なので、おのずと高値で提示されることになります。
①~⑤の価格の中では、一番高値となっている可能性が高いですが、あまり金額に捉われ過ぎず、その価格の説明に納得感がある、対応のやり取りがスムーズ、気が合いそうなど、他の部分を判断材料にしてみるのもオススメです。
②査定価格
現地に出向いて、物件の個別性や室内のコンディション、そして周辺環境やロケーションなど加点・減点ポイントがないかをしっかり確認し、査定金額を算出します。
査定方法はいくつかありますが、実務では一般的に取引事例法が採用されるケースが多いですす。
これは過去実際に成約した似た条件の事例と比較して算出する方法です。
この査定価格を把握するところまで進むと、ようやく具体的な売却計画が立てられるようになります。
ただし、簡易査定価格と同様に、売却依頼を受けたいがために営業上の都合だけでかなり高めの査定金額を提示する業者がいるというケースも否めません。
その高い査定金額を信じてしまい、相場からかけ離れた金額で売り出してしまい、長期化してしまったたり、結果的に相場より安くなってしまったという事案もよく目にします。
③売り出し価格
査定価格を参考にしながら、売主様の個別事情、あとは売り出し時期の販売中物件の状況も考慮しながら、売り出し価格を決めていきます。
この売り出し価格は、今回の不動産売却の結果の良し悪しを決める重要な局面です。
最終的には売主様のご意向をもとに決めていくのですが、経験上では査定金額の上限+10%前後を上乗せした金額が妥当な金額ではないかと考えています。
この売り出し価格の判断は売出状況、タイミングによって大きく変動するので、市場動向を正確に目利きできる信頼できる業者を見つけておいてください。
④価格変更した価格
早期売却した場合などは発生しないこともありますが、売り出し価格を決めて売却活動をしているが、なかなか買い手が見つからないというケースもあります。
その際には価格を変更することもできます。
同じ価格で市場に出し続けると、買い手の方も見慣れてきて、売れ残ってる感が出てしまったり、何かいわくつきなのかなと変な誤解を招いてしまうこともあります。
市場の反応を見ながら良きタイミングで価格を下げることは、新たに循環を促すきっかけになることもあります。
⑤成約価格
これは文字通り、買い手が見つかって売買契約が成立した価格のことです。
業界のなかでは決まり値ということもあります。
これまでの経験上、3ヶ月を目安に不動産売却の計画を立てさせていただいた方は、比較的良い結果となっているケースが多い印象です。
さて、今回は大雑把ではありますが、
不動産売却で損しないために知っておいて欲しいこと。
いや、知っておかなければいけない「5つの価格」という切り口で書かせていただきました。
従来は人生に一度きりの買い物と言われたりしていましたが、いまとなっては住居の考え方も多様化していて、今後はより一層”買い換え”や”不動産売却”の機会が増えてくるかもしれませんね。
今回のブログが少しでも不動産売却を検討している方の一助になれば幸いです。